静岡&山梨旅行とGeotagging

GWは休めるかどうか分からないからとまったく予定を立てていなかったのですが、4月末についカッとなって宿をおさえ二泊三日の静岡&山梨旅行へ行ってきました。

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更に絶好の機会なので、以前設置しておいた自作の「FOMA端末用GPSログ取得スクリプト」を使ってトラックログを作成し、撮影した写真のGeotaggingにも挑戦してみました。

このCGIスクリプトはPerlで作成したもので、FOMA端末からアクセスする事で位置情報を取得してログを保存することができ、更にそのログをGPXもしくはKML形式で取得することができます。

このスクリプトとDoCoMo FOMA端末(P-01A)を使用し、

  1. トラックポイントを保存しながら写真撮影
  2. 帰宅後、iPhotoへ写真を取り込み
  3. ログデータをGPX形式でサーバから取得して保存
  4. GPSPhotoLinkerを使ってGeotag埋め込み作業

という手順で念願のGeotaggingを行う事ができました。

ちなみに1のログ保存に関しては、やはり結構面倒くさい気がしました。

というのもFOMA端末内蔵のGPS位置情報や基地局のエリア情報はトラステッドなiAppli DXから取得するか、あるいはHTTP経由で外部へ送信することで取得できるようになっています。

ただし後者の場合にはプライバシー保護の為だとは思いますが、情報送信の度に確認ダイアログがでてしまいます。

今回のスクリプトはもちろんHTTP経由送信の仕組みを利用したものなので、いちいち移動するたびにポチポチと数回ボタンを押す必要があるわけです。

しかしそれほど細かいログは必要なく大まかな撮影場所さえ保存できればよいなら、

  • 写真撮影したい場所に着いたら撮影開始前に現在地のログを保存する
  • 撮影が長時間にわたる場合には10〜20分間隔くらいでログを残すようにする
  • 急遽撮影した場合には、撮影後なるべく時間を置かずに現在地のログを保存する

のような点に注意してログを残していけば、GPSPhotoLinkerと組み合わせてなんとか実用範囲内だと思いました。既製のGPSロガー製品だとこの辺りの使い勝手がどんなに良いかという点については、使った事がないので分かりませんが(苦笑)

それから4でちょっとハマりました。拙作の「GPSログ取得スクリプト」では

http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jp/rgeocode.html

で提供されている「逆ジオコーディングサービス」を使わせていただき、その位置の都道府県や市区町村名等を取得してUTF-8で保存するようになっています。

この内容をそのままtrkptのname要素として出力するようにしていたのですが、このGPXデータをGPSPhotoLinkerに直接読み込ませるとソフトウェアが不正終了してしまう現象に悩まされました。

GPSPhotoLinkerにも読み込んだ位置情報を元にReverse Geocodingする機能があるし、無理に住所を出力する必要もなかろうということで、とりあえず暫定的にname要素を適当なASCII文字列にしてみたところうまくGPSPhotoLinkerへ読み込んでExifへ書き込む事ができました。

「さっさとGPSロガー買った方が早いんじゃね?」という声がこの辺りから聞こえてきそうな気もしますが、もう少しこの方法でGeotaggingにトライしてみたいと思います。

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