書籍
バカの壁(養老孟司・著)
タイムマシンをつくろう!(ポール-デイヴィス・著, 林 一・訳)
CD
More Than You Think You Are (MATCHBOX20)
NORAH JONES SPECIAL EDITION (NORAH JONES)
とりあえず、「タイムマシンを作ろう!」は読み終えました。
元々宇宙論とか素粒子論とかを分かりやすく(あまり数式を使わないで)書いてある本が好きだったので、ホーキングやらなんやら色々と読んできたのだが、タイムマシンに関して1冊丸々言及している本を読んだのはこれがはじめて。
加速すればするほど時間は遅れるため、加速してない人よりも相対的に未来に行くことになる。これは相対性理論とそれに関するさまざまな実験によって、実証されている。(不安定な素粒子の寿命が延びるとか、2つの正確な原子時計が理論で示されたとおりに狂うとか)
だからタイムマシンは実現可能。ただし、過去に戻るためには「光速」を越えねばならないので、色々大変だっていう話。
んで、「そもそも過去に行けるタイムマシンが実現可能なら、すでに未来の人が過去(である現在)にやって来てもいいはずなんだけど、どうやら来てないみたい」というパラドクス。
これは、「目撃されてるUFOや幽霊が未来からタイムマシンに乗ってやってきた人である。たぶん。」とかいう検証しようのないデマ・・・もとい、仮説や、「並行宇宙」などという非常にイメージしづらい仮説などよりももっとよい解釈がある、ということがこの本を読んで分かった。
それは、「ワームホールとか色々工夫すると過去にも行けるかもしれないんだが、タイムマシンができる以前にはいけないよ」っていう仮説。10年遡りたければ、タイムマシンができてから10年間寝かせておく必要があるってこと。
非常に分かりやすかったです。でも、なんだか切なくなりました。