ちょっと仕事でT-Engine用の開発環境を整える必要があり、色々調べていたところWideStudio for T-Engineを見つける。
サイト中の「WideStudioとは」を見ると、
WideStudioは、Windows95,98,WindowsNT,Windows2000,
Linux,FreeBSD,SOLARIS,MacOSX(X11が必要です)上で動作する、
C/C++、Ruby、Python の純国産の完全フリーのウィンドウアプリケーション統合開発環境です。
とある。
X11/MITライセンスによる配布で、独自のクラスライブラリを持ち、GCC上でマルチプラットフォームなGUIアプリ開発が可能となる。もちろんそれぞれのプラットフォームに対応したGCC開発環境を準備する必要はあるが。
ところで、このWideStudioの開発者である平林俊一さんは、このソフトウェアでTurboLinux主催の第1回PENGUINS@Work!にて、個人部門最優秀賞を受賞している。
また、IPAの平成15年度未踏開発ソフトウェア創造事業にも採択されており、TRONといえば言わずと知れた坂村健氏がマネージメントしてWideStudio for T-Engineが開発されたようだ。
個人でマルチプラットフォームなIDEを開発してしまうなんて・・・すごいですね。
が、しかしインストールしてみるもうまくビルドできない。WideStudio自体はビルドできるものの、T-Engine用のライブラリがビルドできない。環境変数等の問題はないはずなのだが・・・。
原因究明には時間がかかりそうなので、とりあえず今回はWideStudioの利用を諦めることにした。