「報道特捜プロジェクト」の悪徳商法業者追求シリーズが面白い。
特に、リポートしている「イマイさん」と業者の攻防が笑えます。
先日のテーマは架空請求業者に関するものでした。送られてきたハガキに書かれている番号へ電話を掛けると、アダルトサイト利用料として四十数万円を請求されてます。
するとイマイさん、のらりくらりとかわしながらも相手の話にはちゃんと応対し、いかにも「脅かせば払っちゃいそうなそぶり」を演出します。でも業者が待てど暮らせど口座には振り込まれません。
しびれを切らした業者がすごんで見せても、淡々と切り返していくイマイさん。彼の語調は全体的に丁寧でおとなしいのですが、トーンが平坦で語尾に力がある感じ。じわじわと理詰めで追い込んでいきます。
「ぶっ殺しに行くからな!そこで待ってろ!」などと業者が言えば、「場所は分かってるんですか?」とイマイ氏。さらにブチ切れた業者は「だから会社まで行くから場所を教えろって言ってんだろ!」と凄んできます。するとイマイ氏、
「ぶっ殺されるのに教えるわけないじゃないですか」
当然です。これからぶっ殺しにくる相手に居場所を教える人なんていません。どちらも真剣なんでしょうが、まるでコントのようです。(笑)
そしてイマイさんのしつこい質問に対して相手が疲れを見せ始めると、絶妙なタイミングで「必殺リダイヤル攻撃」が始まります。相手が海外だろうが国内だろうが、何度切られてもリダイヤルボタンで掛け直します。
まさに手動DoS攻撃。
そういえば某「闇金被害者の会」が、ある債務者の代行で闇金業者相手に法定金利を納得させるために、これとまったく同じ手を使っているのを以前TVで見ました。事務所の電話全部を使い、人海戦術で業者に電話をかけまくるという手法。これでは業者も仕事になりません。
業者も根負けし、最後には「あんた、一緒に仕事するか。根性あるみてぇだし」などと言い出す始末。
しかしその業者はまだ諦めがつかなかったらしく、「うちの会社儲かるんで、前金が必要なんだよね。入ってすぐ金もって逃げる奴とかいるからさ」などと、始めに要求していた二十数万円をまだ振り込ませようとしていたのには笑えました。
イマイさんには是非これからも頑張って欲しいものです。
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