テレパソとは「テレビパソコン」のことで、TVチューナー等を内蔵したPCのこと。最近ではキャプチャーやエンコーダーなども内蔵してハードディスクに録画できたりする。でも僕はテレパソと聞くとどうしても、これを思い出してしまう。
X1 は当時世界初の「テレビパソコン」としてSHARPから発売された。
もちろん現在のPCのようにTVの録画なんてできるはずもないのだが、TVの画面にPCの字や絵を重ねて表示できる「スーパーインポーズ」という機能がついていた。これによってPC操作画面の背景(黒い部分)にTV映像を流したり、ビデオ映像にテロップなどを入れることが可能で、当時としては非常に画期的で魅力的だった。
とは言え当時まだ子供だった僕が、パソコンなどという高価なものを買える(買ってもらえる)はずもなく、電気屋で遊んだり雑誌の記事を見て想いを募らせるだけだった。
そういえば、僕が初めて触ったPCはやはりSHARPの MZ-80C だった。
父親に連れられていったデパートの電化製品売り場にこれが置いてあって、訳もわからずに遊んでいた。
でもそれがきっかけとなってプログラミングの勉強を始め、そして現在の職業に至るわけで、僕の人生を決定付ける非常に重要な存在だったといえる。
ちなみに初めて自分のPCを買ったのはそれから大分経ってからの話。これもやはりSHARPの X68000というPCで、通称「無印」と呼ばれる初代のモデルだった。
X1同様、マルチメディア機能に力を入れたマシンであった。このPCではBASICやアセンブラ、C言語を使っていろんなものを作った。
そんな古いPCの回想に浸りたい人にお奨めなのが、OLD-COMPUTERS.COM の The Museum。往年の名機達が写真付きで紹介されている。
5 Comments