我が家の縁側~雨戸周辺にゴマ粒大(1mm程度)の鮮やかな赤色をしたアブラムシのようなものがウジャウジャと蠢いている、との連絡を昨日嫁から受けました。
僕は以前どこかのコンクリ壁面にびっしりと付いたそいつらを見たことがあったんですが、嫁さんは初めて見たらしくて恐怖に慄いていました。
いろいろと調べてみると「タカラダニ」というダニの一種だということが分かりました。元々は昆虫の体表に寄生する生物らしく、子供達がセミなどを捕まえた時にそれが腹に付いていると「お宝」として珍重したことが名前の由来になっているということです。
普段はそうやってセミの腹などに寄生しているのですが、なぜか大発生することがあるようです。大量発生するのは 5 ~ 6 月と限られた期間のようで、時期が過ぎれば居なくなるとのこと。またメスしか発見できず、単性生殖しているのではないかという説もあるようです。
爪ダニなどのように人を刺す(咬む)ことはなく、いわゆる気持ちわるいというだけの不快害虫とのこと。でも家に侵入してきたり干してある洗濯物に付いたりすることもあるので非常に嫌な感じではあります。また潰すと真っ赤な液体が出るので要注意かも。
タカラダニの生態などに関しては良くわかっていない部分も多いみたいですが、花粉やコケ、小さな埃などを食べているために花弁の中や、多孔質であるコンクリート壁面などにびっしりと張り付いている姿が見受けられるようです。そして日中しか活動せず、日が暮れると何処かに潜んでしまうようで、僕が念のために殺虫剤を買って帰宅する頃には殆ど姿が見えませんでした。
嫁さんとタカラダニとの格闘はもうしばらく続きそうです。
【参考】