とりあえず練習用として、自分のホームにリポジトリを作成してみます。
$cd ~
$mkdir svn
$svnadmin create svn
これで「~/svn」というディレクトリにリポジトリが作成されました。適宜、~/svn/conf/svnserve.conf を編集し、権限などを設定します。この設定内容に関してはとりあえず今回は詳述しません。特に何も設定しなくても、そのまま動くと思います。(無責任)
このリポジトリを利用して、~/public_html/ 以下にある自分の Web サイトを管理してみましょう。まず、リポジトリにファイル群を追加する必要があります。例えばユーザ名が「hoge」だった場合、
$svn import ~/public_html file:///home/hoge/svn/website/trunk
これで、
Adding public_html/index.html
・
・
・Commited revision 1.
などと、public_html 以下のファイルが追加されます。サブディレクトリも再帰的に追加してくれます。「file:///home/hoge/svn/」がリポジトリのルート、その後に続く「website/trunk」は、リポジトリ内のフォルダになり、import 時に自動的に作成されます。
ちなみに Subversion でのリポジトリ構成としては
projectname/ | branches/ |
tags/ | |
trunk/ |
というものが推奨されています。どんどん開発作業がなされていく場所が trunk、ブランチは branches、タグは tags に作成するわけです。
さて、import が済みましたが、これで public_html 以下が Subversion 管理下に置かれたというわけではありません。 import は単純に、リポジトリへ追加するだけです。
とりあえず、リポジトリを見てみましょう。
$svn list file:///home/hoge/svn/
とやれば、
website/
が表示され、
$svn list file:///home/hoge/svn/website/trunk
とすれば、追加したファイルがリストされます。