うちでは GLANTANK(Debian) で exim4+fetchmail+Courier-IMAP を使い、複数の POP アカウントからメールを取得して一元管理していたことは以前記事にしたのですが、Gmail が IMAP に対応したことを知ってバックアップ用に Gmail も利用する事にしました。
今までは Gmail アカウントのメールも POP で fetch してMaildir に放り込み、exim4 はリレーの必要はないのでローカル配信のみにしていました。これを、バックアップとして Gmail のメールボックスも利用できるように変更しました。
変更手順は以下の通り。
- exim4 をスマートホストで接続プロバイダのSMTPを使って外部配送可能なように設定.
- .fetchmailrc を変更して Gmail アカウントからの fetch をやめる.
- .forward で Gmail アカウントにも全て転送するように変更.
ちなみに exim4 のスマートホスト設定で、私が利用しているプロバイダのSMTPサーバはすでに Outbound Port25 Blocking が適用されているために Message Submission Port(587) と SMTP AUTH を利用する必要があります。そのため、/usr/share/doc/exim4-base/README.SMTP-AUTH を参考に /etc/exim4/passwd.client へ”サーバアドレス”,”ユーザー名”,”パスワード”を記述する必要がありました。
W-ZERO3[es]の Pocket Outlook でも、Gmail を IMAP で参照するように設定し、きちんと読める事を確認。これは結構使えそうですね。
関連記事
人生迷い箸 : W-ZERO3[es] + IMAP4
人生迷い箸 : GLAN TANKでIMAPサーバ
GLAN TANKでIMAPサーバ その後
thunderbird で Gmail を IMAP で利用するための設定についてはこちらが参考になります。